感染症予防の対策を実施しています。詳しくは、感染症への対応の案内をご確認ください。

病院事業管理者ご挨拶

日本は、諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行しています。もし現在の医療・介護供給体制をこのまま継続すれば、団塊の世代が75歳以上となる2025年(平成37年)以降は、高齢者の施設は「部屋の奪い合い」となり、病院のベッドは不足し「患者のたらい回し」が起こると予測されます。しかし国には医療福祉予算の伸び率に見合うだけの財政補償の余裕はありません。そこで登場した方策が「施設から在宅へ」、「病院から在宅へ」という流れです。つまり高齢者や患者の方々を、各個人の責任において、またそこに住んでいる住民が相互に協力し合って支援する体制を構築することにより、最期まで住み慣れた自宅で過ごすことを可能とするという政策です(地域包括ケア)。 このため医療供給体制にも病院の機能を明確化することによる大きな改革が進行中です。
この制度に則ると、当院のような200床未満の地方中小病院の役割は、都市部にある500床規模のセンター病院が担う高度急性期疾患や先端医療とは明らかに異なってきます。
当院の今後の性格は、軽症急性期や回復期にある患者さん方の在宅復帰を可能にするため支援を積極的に担う施設として、大規模病院や介護老人保健施設「いさりび」との連携をさらに強化しながら、生まれ変わることが必要です。 地域の方々には、こうした医療・介護の制度的な流れが、豪雨時の川のような勢いで「ゴウゴウ」と音をたてて動いていることを十分ご理解いただきたいと思います。つまり、これまでの「何が何でも大病院」の意識から、「近くにあって、いつでも診察が得られて、何でも十分理解できるまで相談がなされ、必要なときは専門医の紹介が可能な」かかりつけ医機能を備えた当院のような病院を受診の第一選択であるように先ず意識の変換が求められているのです。
この制度は、疾患の治療を通して地域社会とそのご家族を直接支えることを目標としているともいえます。私どもは、この円滑な運用のために、病院の組織体制を整えるとともに職員の意識向上を目指して一層の努力を惜しまないつもりでおります。地域の方々には何卒ご理解・ご協力を頂きたくよろしくお願い申し上げます。

院長ご挨拶

地域住民の安全と安心を得られるよう 努めてまいります。

この4月より病院長に就任しました吉田優一です。よろしくお願い致します。当院は現在99床の入院ベットと14床の透析ベットと内科/外科/整形外科/泌尿器科/眼科/婦人科/小児科/耳鼻咽喉科の外来枠を有する木古内町/知内町/福島町の3町の医療圏をカバーする病院です。

慢性疾患による身体機能改善/維持目的のリハビリテーションにも対応しております。
この4月より診療体制の変更があり、整形外科については常勤医が不在になったことより週3日の外来枠のみとなり町民の皆さんにはご迷惑をおかけしております。

現在木古内町は高齢化率49.6%(令和3年1月1日段階)という北海道でも有数の人口に対する高齢者の多い町(ちなみに当町が5位で4位が福島町です)となっており、必然的に町民の健康問題が話題になりがちな地域であります。当院は救急医療体制の維持とともに新型コロナウィルス感染症にも対応できる病院として地域のニーズに対応した医療提供を継続してゆきたいと思っています。

今後は住み慣れた地域で生活を続けることができるように在宅医療のさらなる強化が必要でしょう。専門性の高い病気の方については函館の病院と連携しつつ淀みのない医療の継続を心がけてゆくべき時代になると思われます。 町民の皆さんには当院で完結できない診療体制にご不満もあるかと思いますが、これがどこの地域でもある現実であると受け入れて頂き、今後の病院の在り方について一緒に考えて頂けるとうれしいです。

病院の理念と方針

病院概要

名 称木古内町国民健康保険病院
所在地〒049-0422 北海道上磯郡木古内町字本町710番地
TEL・FAXTEL:01392(2)2079 FAX:01392(2)6025
開設年月日昭和31年4月
開設者木古内町長  鈴木 慎也(すずき しんや)
病院事業管理者小澤 正則(おざわ まさのり)
病院長吉田 優一(よしだ ゆういち)
許可病床数一般 99床
看護種別一般病棟入院基本料 10:1
指 定救急指定医療機関・労災指定病院

患者様の権利と責任

1) 医療を受ける権利 … 必要な医療を公平に受ける権利があります。
2) 知る権利 … 自らの受ける診療内容について知る権利があります。
3) 納得・同意の権利 … 十分な情報を得て納得した上で同意する権利があります。
4) プライバシー保護の権利 … 個人に由来するすべての情報はその個人に帰属するものであり、厳重に保護される権利があります。
5) 医療者と協調する責任 … 診断治療を適切に行うためには医療者と協力して診療に当たる責任があります。

病院の機能評価について

当院は、日本医療機能評価機構の病院機能評価(3rdG:Ver.1.0)を、2014年3月17日から3月18日の2日間にわたって受審し、2014年8月1日に同機構より「一般病院1(20床以上100床未満)(主たる機能)」の種別・区分での認定を受けました。

 

1. 患者中心の医療の提供2. 良質な医療の実践1
3. 良質な医療の実践24. 理念達成に向けた組織運営
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