病院事業管理者ご挨拶
最後まで安心してこの町に住み続けられるように
木古内町国民健康保険病院は、地域の基幹的な公的医療機関として、長年にわたり地域医療の確保に重要な役割を果たしてまいりました。しかし、現在人口の約30%を高齢者が占め、団塊の世代が後期高齢者に達しつつある中、医療や介護の需要は増大し、さらに働き手世代の減少や医療介護人材の不足といった「2025年問題」に直面しております。
今後も持続可能な医療提供体制を確保するためには、個々の病院で完結する医療から、地域全体で支え合う医療への変革が必要です。限られた医療資源を地域全体で効率的に活用するため、「地域医療構想」に基づき、都市部との連携や人的交流を強化し、より一層地域に貢献してまいります。
交通や情報でのつながりはもちろんのこと、人的資源が比較的豊富な都市部との「つながり」を深め、地域全体で医療を支える仕組みを築いていくことが、私たちの使命です。
皆さまが安心して暮らし続けられる町を目指し、これからも努力を続けてまいります。
院長ご挨拶
地域住民の安全と安心を得られるよう 努めてまいります。
この4月より病院長に就任しました吉田優一です。よろしくお願い致します。当院は現在99床の入院ベットと14床の透析ベットと内科/外科/整形外科/泌尿器科/眼科/婦人科/小児科/耳鼻咽喉科の外来枠を有する木古内町/知内町/福島町の3町の医療圏をカバーする病院です。
慢性疾患による身体機能改善/維持目的のリハビリテーションにも対応しております。
この4月より診療体制の変更があり、整形外科については常勤医が不在になったことより週3日の外来枠のみとなり町民の皆さんにはご迷惑をおかけしております。
現在木古内町は高齢化率49.6%(令和3年1月1日段階)という北海道でも有数の人口に対する高齢者の多い町(ちなみに当町が5位で4位が福島町です)となっており、必然的に町民の健康問題が話題になりがちな地域であります。当院は救急医療体制の維持とともに新型コロナウィルス感染症にも対応できる病院として地域のニーズに対応した医療提供を継続してゆきたいと思っています。
今後は住み慣れた地域で生活を続けることができるように在宅医療のさらなる強化が必要でしょう。専門性の高い病気の方については函館の病院と連携しつつ淀みのない医療の継続を心がけてゆくべき時代になると思われます。 町民の皆さんには当院で完結できない診療体制にご不満もあるかと思いますが、これがどこの地域でもある現実であると受け入れて頂き、今後の病院の在り方について一緒に考えて頂けるとうれしいです。
病院の理念と方針
病院概要
名 称 | 木古内町国民健康保険病院 |
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所在地 | 〒049-0422 北海道上磯郡木古内町字本町710番地 |
TEL・FAX | TEL:01392(2)2079 FAX:01392(2)6025 |
開設年月日 | 昭和31年4月 |
開設者 | 木古内町長 鈴木 慎也(すずき しんや) |
病院事業管理者 | 菊一 雅弘(きくいち まさひろ) |
病院長 | 吉田 優一(よしだ ゆういち) |
許可病床数 | 一般 99床 |
看護種別 | 一般病棟入院基本料 10:1 |
指 定 | 救急指定医療機関・労災指定病院 |
患者様の権利と責任
1) 医療を受ける権利 … 必要な医療を公平に受ける権利があります。
2) 知る権利 … 自らの受ける診療内容について知る権利があります。
3) 納得・同意の権利 … 十分な情報を得て納得した上で同意する権利があります。
4) プライバシー保護の権利 … 個人に由来するすべての情報はその個人に帰属するものであり、厳重に保護される権利があります。
5) 医療者と協調する責任 … 診断治療を適切に行うためには医療者と協力して診療に当たる責任があります。
病院の機能評価について
当院は、日本医療機能評価機構の病院機能評価(3rdG:Ver.1.0)を、2014年3月17日から3月18日の2日間にわたって受審し、2014年8月1日に同機構より「一般病院1(20床以上100床未満)(主たる機能)」の種別・区分での認定を受けました。
1. 患者中心の医療の提供 | 2. 良質な医療の実践1 |
3. 良質な医療の実践2 | 4. 理念達成に向けた組織運営 |