放射線科
放射線科では診療放射線技師が患者様にとって安全で迅速に画像検査を受けられるよう、業務に当たっており、医師の依頼のもと、さまざまな装置を用いて撮影し、診断に役立つ画像の提供を心掛けています。また、地域の医療機関とも地域医療連携室を通して検査機器の有効利用、診療画像の提供を行っています。
業務内容
一般撮影とは、主に胸部、腹部および関節、骨などのX線撮影を主とした画像検査の事で、短時間で画像情報が提供出来る為、主に最初の診断や経過観察に用いられています。また、撮影機器ではFPD装置(フラットパネルディテクタ)も導入しており、従来の装置より高画質で被ばくの少ない画像の提供が可能となっております。
X線TV撮影とはX線を照射しながら検査部位をリアルタイムで観察しながら撮影していく画像検査です。主な検査は胃などのバリウム検査、その他の消化管(小腸、大腸)造影検査、整形外科透視(骨折の整復)や泌尿器造影検査などがあります。
X線発生装置を使用したコンピュータ断層撮影検査のことで、装置が体の周りを回転しながら撮影し、人体の輪切り写真を作成します。得られた画像情報から様々な断面像や骨などの3D画像を得ることが出来ます。また、造影剤を使用して、頭部や胸部、腹部の腫瘍、血管の評価なども行うことが出来ます。検査時間は5分から15分ほどで終わります。
骨密度検査とは骨粗鬆症の診断や治療効果の判定に使用されます。定期的な検査により、骨量減少を早期に発見し、骨の状態を数字で指標とすることで、骨折しやすい状態を判断し、適切な予防法や治療、指導を行うことができます。
回診用X線撮影装置とは主に病室や救急室、手術室において様々な理由で撮影室までの移動が困難な患者様の撮影をしています。入院患者様で同室の方がおられる場合でも、周囲の患者様への被ばくはほとんどありません。
・一般撮影装置 2台
・歯科撮影装置(オルソパントモグラフィ) 1台
・前腕型骨塩定量測定装置 1台
・X線TV装置 1台
・MDCT装置(80列) 1台
・外科用イメージ(移動型術中透視装置) 1台
・回診用X線撮影装置 1台
・FPD(フラットパネルディテクタ)
・CR(コンピューテッドラジオグラフィ)
・PACS(医療用画像管理システム)
スタッフの紹介
現在、放射線技師3名(男性3名、女性0名)で日々の業務を行っています。
資格 | 有資格者数 |
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放射線管理士 | 1名 |
放射線機器管理士 | 1名 |
X線CT認定技師 | 1名 |
部門実績
項目 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | ||
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一般撮影(件) | 4,870 | 4,708 | 4,832 | ||
CT撮影件数(件) | 3,329 | 2,998 | 2,811 | ||
骨塩定量検査(件) | 224 | 201 | 251 | ||
マンモグラフィ(件) | 40 | 24 | 36 | ||
歯科パノラマ撮影 | 624 | 589 | 579 |